◆韓信匍匐の心意気

当然、スポーツをやっていると
負けたり勝ったり、また成長個人差から、

勝ってたはずの選手に後にぬかれたり
また抜き返したり、というような事がおきてきます。

将来的な目的を果たすために、恥辱や苦労を耐えて越えていく事
のたとえとして、韓信の股くぐりで知られる

韓信匍匐ということばがあります。

以前、SKBでもバスケットボールのような試合になって、
後の大会で、快進撃の成績活躍をしてくれた事があります。

結果からストーリーを描いていくというのは、コーチングの
腕のみせどころになります。

試合後に、選手と共有してスイッチを入れていくのです。

じつは・・・、

先に失敗させて、追い越せ、追い抜くというのが
本当は最強、強いのです。

詳細は別途にしますが、戦略があります。
将来の大きな目標を達成させるためには、結果を

誠実にとらえ、目先の小さな屈辱を越えて
目的を達成していく
・・・・・・・・・・・・・・・

埼玉川越ボーイズのコーチングでも使う
韓信匍匐は、古典の『史記』を出典としています。

韓信は人の名、あの劉邦に
「戦えば必ず勝ち、攻めれば必ず城を取る、わしは韓信には及ばない」

と言わしめたほどの人物でした。

その韓信、街の中で通りすがりの若者に
「お前は大きな刀剣を持っているが、臆病で怖いからだろう」

たくさんの町の人たちが、見守るなかで、挑発されます。

「それを使えるなら、俺を刺してみろ。」
「みせかけだろ・・・・」黙っている韓信に

「出来ないんなら、俺の股の下をくぐれ」
と、言いがかりをつけます。

韓信はその若者をジッと見てから、
だまったまま・・・、

【腹這いになって、その股の下をくぐった】のです。

町中の人は、韓信を臆病ものとして、嘲ったのです。
それを伝え聞いただけの人も、臆病ものとして罵りました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

それから月日が流れ、後に韓信は楚王となります。

漢の劉邦に仕え、王朝を建国するにあたり
大きな功績を上げ、名将として三傑と称されるまでになるのです。

自分を侮辱した、かっての若者を召し出して
なんと中尉に任じ、その席で、

「この男は壮士である。かって君が私を侮辱した時、彼を殺せなかったわけではない。

私には志があり、耐え忍んで今日の成功があるのだ」と言ったといいます。

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現代でも、話したことがないのに、その人を中傷や批判する人がいます。

◆韓信匍匐の心意気。

その人が持つ、大鵬の志。

大切なチャンスを逃しているのかもしれませんね。

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