アスリート子育てコーチング◎駅伝に学ぶ

青山学院大学陸上部(長距離ブロック)原監督の厳しく育てる手腕

史上初めて、箱根駅伝3連覇、大学駅伝3冠を同時に達成した青学大マラソン原監督。
中学生から陸上(長距離)を本格的に始め、高校時代には主将として全国高校駅伝2位に貢献。

中京大学3年時には日本インカレ5000メートル3位。1989年、中国電力に入社し
陸上競技部の創設に参加し、1993年には主将として全日本実業団駅伝初出場
に貢献したが、故障が原因で入社5年目の1995年27歳で選手生活を引退、

その後は10年間、中国電力でサラリーマン生活を送りました。
そして2004年、母校関係者の紹介で青山学院大学陸上部監督に就任します。

原監督をメディアで拝見する限り、従来の常識にとらわれない練習法や「ワクワク大作戦」
「駒澤大の独走はダメよ~ダメダメ!作戦」といったメディア受けする
発言から非常にユーモラスで選手思いの監督に見えます。

もちろん、それも本当の顔だと思いますが、監督にはもう一つ別の顔があったのです。
それは、選手に対する厳しい顔です。

青学大陸上部には寮が2つあります。いわゆる1軍寮と2軍寮です。
1軍寮は食事の管理や体のケアまでお世話してくれますが、

2軍寮は普通のアパートで食事も3食学食や外食で、
もちろん体をケアしてくれるトレーナーもいません。

原監督は選手として芽が出なさそうだなと感じたり、怪我が長引いたりすると、
下級生のうちから“辞めた方がいいんじゃないか?”とか“マネージャーにならないか?”と
引退を勧め、2軍寮へ送るそうです。

これには“いくらなんでも見切りが早すぎるのではないか”という声も少なくないと言います。
怪我の選手や好タイムが出ていない選手が多い2軍は、
原監督の指導を受けられず、コーチが練習を見ることになります。また、大きな大会でも
2軍は連れて行ってもらえず、練習の合間にTVで観戦させるそうです。

こうした厳しさは、競争意識を高め、ハングリー精神を養うために取り入れていると思われます。
2軍に落ちたことで腐ってしまい、やる気を失う選手もいることは否定できませんが、
そもそもそういう選手は長距離に向いていないと専門家は語ります。

もちろん2軍から悔しさをバネの這い上がった選手もいます。2015年5月、
関東インカレの2部ハーフマラソンで優勝したのは、昨年9月まで2軍寮で生活していた
池田生成(当時3年)でした。彼は、翌年、箱根5区の山登りを快走し有望選手に成長しました。

選手の個性にもよりますが、多かれ少なかれ悔しさから生まれるものというのは必ずあると思います。
ここ一番の「何くそ!」という時の人の力というのは計り知れません。

厳しさも上手く作用するように使えば、人の力を大いに引き出す手法と感じます。

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