◆怪我をしない体づくり5つの軸と8つの習慣

少年野球や、少年スポーツの世界でも、怪我のしやすい選手っています。
怪我をしないスポーツ選手はどんなケアをしてるのでしょうか?

スポーツ選手の中でもほとんど怪我をしない選手、逆に
怪我に泣かされ選手寿命を短くしてしま選手がいますね。

こういったものは必ずしも運だけではありません。
日頃のトレーニングの仕方などが関係していると言えそうです。

今回は20年以上トップレベルを維持しているイチロー選手に注目して、
怪我をしない肉体づくりについて見ていきます。

イチローが怪我をしない理由

イチロー選手が怪我をしない理由は、その考え方とトレーニング方法にあります。

まず考え方。
イチロー選手は怪我をしない肉体づくりについて、下記のようなコメントを残しています。

「怪我が野球の一部という解釈は間違っている。防ぎ方は絶対にある。
毎日同じ動きをしていれば、逆にいつもと違うことにも気づきやすくなる。
自分にその感覚が違うなというところは、入念にケアする。それが怪我防止につながると思う。」

このように語っていて、特に入念な体のケア、準備にはかなり気を遣っていることが伺い知れます。

入念なストレッチをする

イチロー選手といえば入念なストレッチが有名です。
イチロー選手のストレッチを見ていると、左右対称に負荷を掛け、
股関節を中心に伸長、収縮を繰り返す動作が多いことが分かります。

そして時間をかけて行っていること。
他のチームメイトがストレッチを止めても、まだ外野の芝生の上で
トレーニングを続けているぐらいです。

ストレッチの際は、バランスボールやゴムなど一切器具を使っていません。
自分の体一つでほぐしていき、可動域を広げていることがわかります。

試合前はもちろんのこと、打席に入る前のバッターボックスでも
股関節をストレッチしている姿をよく見かけます。

股関節は立ったり、座ったり、歩いたり、走ったりと様々な動作
をする時の基本となっている関節。

この部分の柔軟性を高めておくことで、無理な体勢になっても
肉離れなどが起きにくいと言われています。

ウエイトトレーニングではなく初動負荷トレーニングがメイン

イチロー選手の体は、他の選手と比べても大きいわけではありません。
ウェイトトレーニングはほとんど行っていません。

イチロー選手が特に重視しているのは、初動負荷マシーンによるトレーニング。

実際に映像を見てもらうとわかりますが、マシーンの負荷は非常に軽いものです。
肉体を大きくすることを目的としているわけではなく、筋肉の収縮が主な目的になっています。

筋肉が柔らかいと神経反射能力がアップし、急な負荷がかかっても
怪我をしにくい体作りが出来ます。

イチロー選手が長らく俊敏性を保ち、怪我のしにくい体作りができているのは、
こういった日頃からのトレーニングの賜物と言えそうです。

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