◆ルーティンの成長力

埼玉西武ライオンズ 菊池雄星選手はトイレ掃除の達人?

2016年、2017年と2年連続開幕投手を務め、名実ともに埼玉西武ライオンズ
のエースとなった菊池雄星選手。

花巻東高校時代には、3度の甲子園出場を経験しプロからも高い注目を集めていました。
そんな菊池選手は高校時代、寮生活を送っていました。

その中で、3年間トイレ掃除を日課にしていたという有名な話があります。このトイレ掃除、
なぜ行っていたのか?どんな意味があったのか?今日は掘り下げて見ていきたいと思います。

菊池選手は、元読売巨人軍の桑田真澄選手が高校時代にトイレ掃除を行っていたと知り、
トイレ掃除を始めましたが、

「実際、この行動が何に役立っているかはわからない」と言っていたそうです。
しかし、時が経ち、プロに入る頃にはこのように話しています。

「トイレ掃除だからというのはそんな大きくないです。トイレ掃除をして技術が上がるかと言われると、それはないと思います。何か一つやることに意味がある。

トイレ掃除に限らず日誌を書く、部屋の掃除をしようなど、毎日やろうとすると小さな変化に
すぐ敏感になる。それが一番大きい。

毎日続けることで、心が落ち着いてないことに気づくことができたり、
調子が悪い時は適当になっているなと省みて微調整ができる。

自分の変化に気付けたことが一番大きかったです」と。

プロになってからも、「生活から見直して気持ちをコントロールできないと、
ボールもコントロールできないと思うので」とトイレ掃除を続け
原点回帰の機会を毎日設けているとのことです。

確かに、毎日行うからこそ気づけることがあり、続けることで見えてくるものがあると思います。
会社での朝礼や毎朝のラジオ体操など、企業や学校、家庭において毎日の習慣

がそれぞれあると思います。朝礼では連絡事項や業務の確認という本来の目的の裏に、自分自身の今日のモチベーションや同僚の様子の確認など、1日の始まりとしての大事な事が見えるような気がします。

掃除や日記などを通して、自分の変化に気づくことや自分自身と向き合うことができます。
毎日、自分自身と向き合う時間を持つということは、日常では難しいことのように感じますが

、生活の習慣の中に取り込んでしまえば出来そうが気がします。「今の自分と向き合う」ことで
「豊かな明日に出会え」、「充実した人生」に繋がっていくのではないでしょうか。

今日、または明日から原点回帰や自分との時間を持つために出来ることに挑戦してみると、
違った未来に出会えるかもしれませんね。

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