◆最強・罰への欲求

強いチームなどが、連勝するのは至難の技と言われます。
チャンピオンになるのは、もちろん凄いことですが
それを連覇する事は、もっと素晴らしく大変なことだと言われます。

勝つ喜びは、その時だけで
勝負師はその後にやってくる、負けを意識すのではないでしょうか

わたしも幸い!?にも強いチームでプレーさせていただきもした。
勝利した喜びは一瞬です。

次にやってくる、負ける恐怖感、これとの戦いが始まるのです。
つぎは、どうなるだろう!?
伝統的に強いチームには、これを克服する財産があるものです
また、個人になってからも応用していけば
自分の財産にすることも出来るのでしょう。

若いうち高校野球・甲子園などでは、
勢いで勝つ事もありますが、それを自分の本当の財産にするかは
その後も屈辱を越えて続けるか、どいうかに尽きると思います。

これは心理学的には、
●罰への欲求という事も、言えるかもしれません。

アメリカの心理学者ディヒターは、
人の心は常に快楽と罪悪感が同居していると言っています。

目標の達成や、いい事が続いたあとは、人の心理として
「いい事ばかりでは、ないよねー」と、
不思議と不幸もどこかで、求めているというのです。

これは、深い深層心理に、根づくようなのです。
短期的に表現するならば、
スポーツなどで、なかなか連覇が難しいのは、
こういった心理的な作用や、誘惑からの思いが働くからなのでしょう。

プロボクサー具志堅さんの(世界チャンピオン)連勝記録は、
もの凄いことなのです。

【学問の道は、他なし、ただ放心を求めるのみ。】

また人は、
飽きる・狎れが出て、いろいろとやってみたくなるものです。
これは、道心を大切にすることで克服できるようです。

 

 

 

関連記事

  1. “自己成就予言:期待が現実を作る心理学”

  2. ◆コミットの力で150キロの剛速球

  3. ◆コーチング・フローへ導く

  4. ◆スポーツサイエンスの世界

  5. “認知的不協和理論:心と行動のギャップを埋める”…

  6. ◆構成主義/要素主義

  7. ◆セルフイメージ

  8. ◆3D革新技術と現実拡張の進化