◆学習性無力感

TV番組での話し、インドで飼われている象は
小さい頃から、木に縛られていて
どんなにやっても、象が逃げられないようにしておくのです。

すると、成長して、
しばってある綱を解いても逃げなくなると、レポーターが
クイズ番組で説明しているのです。

「うわー、本当にそうなんだー」ーと、感動したわけです。

これは象が、何をやっても脱出は無理だと(学習)してしまうのですね。
一般には、こう解説される

・・・○学習性無力感。

でも、ちょっと、疑問もあるのです。
単純にそれだけかな~と、
餌もくれるし、安心だし、世話してくれるオジサンは体も洗ってくれる
場所にも愛着を感じているじゃないかーと。(わかってて逃げない)

これはサラリーマンでもそうです。
月給(餌)をもらって安心を、約束されているのですね。
いつしか時間給の仕事に麻痺してしまうと、残業時間自慢や
忙しさ自慢に、どっか安心感を覚える、ゾウさんタイプの人もあるようです。

同じ社員でも、経営者的ビジネスマインドがある人と、
前者ゾウさんタイプの人との違いは、見る人が見ればハッキリとわかるのです。
○時間評価での満足でなく、仕事からの知恵・学び・成果を掴もうとする。
○社内の評価のみでなく、人生軸・自分軸から今に評価。

朝の数十分でも、瞑想や座禅にも似た、独りの時間をつくることは
自分と向き合う、とても大切な時間になるのですね。

学習性無力感
これは、心理学者のマーティン・セリグマンの研究をもとに発表されたもので
長期にわたって、ストレス回避の困難な環境に置かれた人は
その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという事を、
犬の実験を基に、セリグマンらは学習性無力感、学習性絶望感と呼んだのです。


アンディー・ノブ

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