子供に筋力トレーニングはダメ?その理由とは
ここでは子供の筋力トレーニングについて紹介していきます。
よく子供には「筋トレはお勧めできない」、
「身長が止まるからやめた方が良い」といった意見がありますね。
その背景には、どのような理由があるのか詳しく調べてみました!
年齢に合ったトレーニングが必要
人間の体は年齢によって成長する部分が異なります。
そういった年齢を無視して筋力トレーニングを行ってしまうと
、体に負荷がかかり、怪我や成長の妨げにつながります。
例えば、呼吸器や消化器、内臓、神経系や生殖器系、
リンパ系などが成長する時期は年齢によって伸び率が異なります。
下記3つの成長期があります。
・プレゴールデンエイジ(5歳から8歳)
・ゴールデンエイジ(8歳から12歳)
・ポストゴールデンエイジ(13歳から15歳)
プレゴールデンエイジに最も成長するのは神経系。
脳に与える影響が最も大きい年代で、この頃からどんなスポーツに興味があるのか、
どんな物事に興味があるのかが、はっきり現れてくる年齢です。
親としてこの段階では厳しい練習をさせたり、特訓をさせるよりも、興
味のあることを楽しませて継続させるような環境づくりが重要です。
ゴールデンエイジは、リンパ系の成長が著しいとき。
体も成長してくる段階なので、反復練習など多少の負荷がかけられる年代になってきます。
ポストゴールデンエイジは呼吸器系、循環器系などの発達も著しいので、
期間のトレーニングも可能になってきます。
基礎体力作りをするのに良い年代です。
筋トレは高校生から
高校生以上になってくると生殖器系の発達も著しいので、
それに伴いホルモン量が増加します。
すると骨格が安定し、筋肉量も増えてきます。
体の強さが生まれてくる年代なので、このころから体に負荷をかけた
トレーニングもちょっとずつ可能になってきます。
高校生ぐらいになってくると、骨の末端部分の成長が徐々に収まってきます。
人間の骨は両端から伸びていき、まだ成長段階でそこに負荷がかかると、
本来の位置からずれたり、損傷してしまうことがあります。
中学生、高校生ぐらいでは成長痛に悩まされるケースがありますが、
これは骨の成長と筋力が追いついていないことも要因の一つとされています。
すなわち簡単に言うと、骨の成長がまだ終わっていないのに筋力トレーニングなど
で負荷をかけてしまうと、骨の成長にストップをかけてしまうことになりかねないので、
筋力トレーニングはお勧めできないということです。
身体が十分な負荷に耐えられるだけの状態になってから、
筋力トレーニングは実践しましょう。
仮に身長が同学年の子より高くても、小学生、中学生だと骨の成長過程段階と
なるケースが多いので、筋力トレーニングは極力控えましょう。