◆レジリエンスコンピテンシー

常総学院野球部、メンタルサポート後
◆3年連続関東大会に出場、ついに甲子園!

今年は島田新監督での初挑戦、という時期で今回は私も、
県予選一回戦から、チーム関係者として試合に同行しました。
佐々木監督時代からメンタルサポートに入り

ここまで県で優勝~3年連続代表として関東大会に
駒をすすめました、コロナの影響で12月以降は、
グランドにはいけなくなりましたが・・・、

甲子園のきまる、関東大会まで何とか同行、
逆に選手にとっては、お客さんのいない試合、
平常心で戦えたのかもしれません

「先の先、後の先、後の後」とは、
兵法五輪書のことばですが、

横綱白鳳が、歴代横綱のなかでもっとも
尊敬するといわれる双葉山親方は、
どんな取り組みでも

木鶏いまだ足りえずと、
後の先をもって戦い、勝利したと言われます。

野球界では、フライボール革命という旬な戦い方もありますが、
今年の常総学院は本来の、選手自ら状況判断して、
監督指揮のもと、強い低い打球を軸に、自在に攻撃をしかけていく
そのための準備と、戦い方ができていたようです。

その中であって、私のサポート出来る領域といえば
選手本来の強みや、今の状況に集中できる心構えを
事前に体の反応ふくめ、準備することです。

戦国時代最強武将・上杉謙信の戦い方とは、
たんに戦に強いというだけでなく
◆義という軸をもって、戦国時代を貫いたことです。

それでいて後の先、攻めてくる敵国に臨機応変、
状況判断して打ち返す。
この大会でも感じましたが、後の先
(瞬時に相手の出方に対して討ち返す)戦い方は

あらゆる戦況を想定した、準備の上になりたつと、
あらためて痛感するのです。

毘沙門天の化身、上杉謙信であっても、いざ戦うとなったら、
何日も何か月もかけ、戦の準備(人・物・金・食)
戦い方から祈祷にいたるまで、
己や各武将たちの、技と心を高め、その準備がまるで
神がかっていたのでしょう。

攻める動きによって崩れた構え、その隙に乗じて攻める、
これが「後の先」です。
先を取ったつもりが想定内で、攻めた動きの乱れに乗じて
攻め込むことで、一気に、攻守が入れ替わり勝負を決める。
今大会も何度となく追いつき、逆転してきました、

私自身も、直指ご指導いただいた、木内野球とは
機先を制す、心理・脳科学野球だと感じています。
広い意味での心理学を学び、ドジャース野球のスモールベースボール、
アスレチックスのセイバーメトリクスを包括する野球、

パンデミックや甲子園大会中止などで苦しんだ状態から
強さの戻った常総野球、あらためて選手チームの
底力を感じました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆3つの力~
いまだ木鶏にいたらずとは、最近ではボクサー井上尚弥選手を
最強王者の例えで(木鶏)という文字で新聞に記されていました。

機先を制し、縦横無尽:臨機応変に攻撃を繰り出す
先の先と、後の先、

日常から【準備の質】を高める事に加え、
その場で選手が【状況判断】して戦えるよう、
仮説検証した戦略を【イメージ】まで落としこむ。

我、かかる時の先は、身は懸かる身にして、
足と心は中に残し、たるまず、張らず、敵の心を動かす。
(兵法三十五箇条書)

武士道というものは相手に勝つことも大切ですが、
それよりも負けないことが大切だと、一発勝負の命がけですからね・・・。

野球というスポーツは、失敗を活かす競技といわれます。
ここが要、エンジニアとしての経験からも品質の作り込み方、

開発工程、設計精度向上の取り組みも、基本は同じなのです。
だからこそメンタルエンジニアリングなのですが

敗北が無いという事は、結果を成長スパイラルに活かす力とスピード、
人の道においても、勝ちにつながると言う事のようです。
・・・・・・・・・・・・・・・
決勝は延長戦のホームランで決しましたが・・・・
満つれば欠くるが世の常、
成長、生命力を見出す、不足の美。
じつは一番の立ち位置を得たと感じます。

人は縄文時代の習性から、変化を嫌うものですが・・・。
一戦一戦、勝ち上がることによって、
チームも選手も大きくなり、成長課題を得た大会でした。

OBとしても、いち野球ファンとしても、
勝敗を越えてまた、甲子園を感動の名勝負で包んでもらいたいものです。

そのためにも、質の高い鍛錬を、人生を貫く軸をもって
高めてもらいたいと思います。

メンタル・コーチング的には、逆境に強いレジリエンス
その中でも、コンピテンシーを高める事が大切になります。

知るを知り、知らざるを知るこれ知るなり
機先を制す、、、知っていれば、体得することができます。

 常総学院野球部OB:プロメンタルコーチ 安藤伸行
                (アンディーノブ)

関連記事

  1. ◆クイックイン・アプローチ

  2. ◆プロスペクト理論

  3. ◆テンションリダクション

  4. ◆最強・罰への欲求

  5. ◆エピソード記憶

  6. ◆自己効力理論

  7. ◆マジカルナンバー・7

  8. ◆メタ・コミニケーション