少年野球や、少年スポーツの世界でも、怪我のしやすい選手っています。
怪我をしないスポーツ選手はどんなケアをしてるのでしょうか?
スポーツ選手の中でもほとんど怪我をしない選手、逆に
怪我に泣かされ選手寿命を短くしてしま選手がいますね。
こういったものは必ずしも運だけではありません。
日頃のトレーニングの仕方などが関係していると言えそうです。
今回は20年以上トップレベルを維持しているイチロー選手に注目して、
怪我をしない肉体づくりについて見ていきます。
イチローが怪我をしない理由
イチロー選手が怪我をしない理由は、その考え方とトレーニング方法にあります。
まず考え方。
イチロー選手は怪我をしない肉体づくりについて、下記のようなコメントを残しています。
「怪我が野球の一部という解釈は間違っている。防ぎ方は絶対にある。
毎日同じ動きをしていれば、逆にいつもと違うことにも気づきやすくなる。
自分にその感覚が違うなというところは、入念にケアする。それが怪我防止につながると思う。」
このように語っていて、特に入念な体のケア、準備にはかなり気を遣っていることが伺い知れます。
入念なストレッチをする
イチロー選手といえば入念なストレッチが有名です。
イチロー選手のストレッチを見ていると、左右対称に負荷を掛け、
股関節を中心に伸長、収縮を繰り返す動作が多いことが分かります。
そして時間をかけて行っていること。
他のチームメイトがストレッチを止めても、まだ外野の芝生の上で
トレーニングを続けているぐらいです。
ストレッチの際は、バランスボールやゴムなど一切器具を使っていません。
自分の体一つでほぐしていき、可動域を広げていることがわかります。
試合前はもちろんのこと、打席に入る前のバッターボックスでも
股関節をストレッチしている姿をよく見かけます。
股関節は立ったり、座ったり、歩いたり、走ったりと様々な動作
をする時の基本となっている関節。
この部分の柔軟性を高めておくことで、無理な体勢になっても
肉離れなどが起きにくいと言われています。
ウエイトトレーニングではなく初動負荷トレーニングがメイン
イチロー選手の体は、他の選手と比べても大きいわけではありません。
ウェイトトレーニングはほとんど行っていません。
イチロー選手が特に重視しているのは、初動負荷マシーンによるトレーニング。
https://www.youtube.com/watch?v=cNptyZ6uP50
実際に映像を見てもらうとわかりますが、マシーンの負荷は非常に軽いものです。
肉体を大きくすることを目的としているわけではなく、筋肉の収縮が主な目的になっています。
筋肉が柔らかいと神経反射能力がアップし、急な負荷がかかっても
怪我をしにくい体作りが出来ます。
イチロー選手が長らく俊敏性を保ち、怪我のしにくい体作りができているのは、
こういった日頃からのトレーニングの賜物と言えそうです。