人にはそれぞれ、認識するしないに拘らず、
認知~思考~判断行動にいたるまでの経緯=プログラムには、
特徴・癖があるという話しです。
心理学のなかでは人格形成に、生育環境は大いに影響されるとされます。
大人においても、エコグラムの話題を出すまでもなく
各業種においても「ソレっぽい!」という人が出てくるものです。
例えばエンジニア・技術屋の世界においても
20~30代には、改善提案と合わせてQC活動といわれる
グループでの研究サークル活動を通じて、
職場で若手が育成されます。
毎年、業務とは別にグループ編成をして、
課⇒部⇒部門⇒事業所単位に、
研究活動したテーマの発表・選考会が行われます。
勝ち上がったグループは、最終的には世界大会まで進出。
2~4年に一回、開催国でイベントと共に発表会が行われるのです。
わたしも同年代の時は、リーダーやメンバーとして
新・旧QC7つ道具からはじまり、各マトリックス分析、実験計画法やら
○○を実践で学びました。
鈴鹿や茂木などのサーキット場がある地域での開催時は
イベントやお祭りなども、同日開催されることもあります。
大きく分けて、問題解決型といわれる手法と課題解決型の手法、
2つの選択肢があるのですが、ほとんどが問題解決型テーマです。
日頃から不具合や、問題ある事象を
現状把握⇒要因解析⇒・・・
大きな流れの中で、型にはめていきます(笑)
メンバーで課題を見つけて、テーマを進めていくのですが。
みんなの意見をまとめながら推進していくことで
リーダーが育っていくのですね・・・
自分の領域を越えてテーマを進めやすいので、スコトーマが外れて
おおきな気づきがあり、これがきっかけで
業務プロジェクト化される、テーマもあります。
製作所エントリーテーマの方は、よりリアルにテーマが展開します。
実物がありますから、問題や改善策もよりダイナミックに
生産に反映され、展開しやすいのです。
研究所やサービス部門、各地域や国がらが、
テーマ展開や資料づくりに反映されて発表を聞いているだけでも
結構、面白いです。(そうー考えたか!)
また同部門のメンバー内であっても、
思考回路がみんなそれぞれに違い、驚きます。
これらは、
担当した業務が背景になって、違う視点からの意見がでてくるようです。
その会議や、ブレーンストーミングの場にいなくても
議事録だけみて、だれが発言した意見かわかるものです。
これは○○さんの意見でしょうー
○○が担当で、この前トラブッて、たもんね。
加工機担当者はその工程からみた意見、設計者は設計者から
入れ込み担当者は、最終的視野からの意見があって
面白いのです。
たとえば、金型製作段階において、
切削加工機は、切削パスの通しかた(順序)によっては、
多少加工段差が生じます。
0.2㎜~0.3㎜段差は面積によりますが、合わせ作業で
何とか処理できるかなと考えます。
なんせ、車のフロント、リアのバンパーの金型は、
家のような大きな機械が、多軸で切削しますから、
プログラムや刃具、加工段取りに、意識がいきがちなのです。
しかし、最終仕上げ担当者からしてみれば、0.2~3㎜段差は
磨き上げるのに何時間もかかるわけです、
なんせ最後は、人間が上型と下型のスキ間に入って、
合わせ込みを行いますので、
「勘弁してよーっ」て、感じなのですね。
真夏の時期、射出成型機の中での作業は、修行です。
なんたって近くで、樹脂が溶けているのですから・・・。
心理学の世界では、
エゴグラムなどのように、標準化作業を経た心理テストの他、
友達や恋人同士で娯楽のために利用する心理テストがあります。
NLPでは、メタプログラムといい相手の思考グセ
メタプログラムを知り、相手のメタプログラムに合わせることで、
相手と円滑なコミュニケーションがとれるようになります。