これは私自身、エンジニアとしていくつかのプロジェクトリーダー
として推進、また業務改善していくにあたり経験したことです。
業務改善、または作業工程を変化させていく事は、
人、作業者は恐怖感を覚えるものです。
とりあえず新しいことには、反対しておこうという人もいるくらいです。
この心理をわかっていないと開発者・プロジェクトリーダーはグルグルと、
迷宮の中に入っていく事になるのです。
担当者の意見をいっくら親切に聞いても、その本心は違うところなのです。
もちろん理論が通り・検証されている事であることが前提ですが
どんなに正しくても、現場担当者、人を動かし巻き込んでこそ
ものはつくられます。
人は(無意識に)変化を嫌う、
その変化への恐怖感をくみとって、巻き込んでいく
推進していく事が大切なのですね。
人の体の機能には、ホメオスタシスという、生体内部・外部の環境が変化しても
、
その生体の状態が一定に保たれるようにする、性質があります。
ホメオスタシス、生体恒常性機能ともいいます。
生物としての恒常性が保たれる為には、これらの環境が変化した時、
変化しそうな時、その危機感を感じ、無意識に元に戻そうとする
体内作用が出てくるのです。
環境によって生じた変化を打ち消す、逆方向の性質
変化を嫌う、もとにもどす働きがあるのですね。
○体温が一定に保たれる
○体内水分、血液が保たれる
○傷口がふさがる 他
現代においては、体内だけでなくセルフイメージの中
意識の中でも働くようになったと、言われています。
頑張るぞー!と夢・目標に燃え上がっても
翌日になると冷静になって、でも現状維持でいいじゃん。
これもホメオスシス(恒常性の)働き、
決して怠けものでは、ないのです。
私にはダメだーと=ブレーキを踏むこともないのですね。
クリープ現象で勝手に進みますから、
安心して当然のように行動しましょう、いつしか、常になるのですから。
大きな痛みと体力をつかいましたが、これがわかった財産は大きいものでした。