最近は都内のデパートでも、屋上緑地化が進み、
快適な待ち時間が過ごせるようになりました。
先日も子供と一緒に、母と新宿で待ち合わせをしたのですが
この日も伊勢丹の屋上には、緑地化対策で芝生があり、
ねっころがれるのです(ゴロゴロ)。
そこで走り廻っている子供を見ていると、公園にいる錯覚をおこします。
さて、
この日はついでに、お気に入りの四色ペンを購入しようと思って
背中に芝生を着けたまま、目的の文房具品売り場へ移動しました。、
そこにいた子供、この子が大きな声で、
「これ、み・ん・な、持っているから買って~」と、お母さんに訴えていました
。
どうやら、プリキュアの変身?グッツのようです。
(プリキュアとは、ハートキャッチプリキュアの事です)
NLPを学んでからは、「みんなって誰!?」
とひとり突っ込みを入れる、自分が寂しく思い(><)
なんか他の事、考えることないかなーと、言うことで
その子供の会話を聞いていると、
「みんな持っているし・・・」
じつは大人でも、
ブランド品などを「みんなが持っているから」欲しいといった場合、
その「みんな」の事を
心理学用語では、準拠集団といわれています。
その集団とは、家族・職場・学校・サークルなど、人が自分自身と関連付けるこ
とによって、
自己の判断や、評価方法が影響を受ける集団の事を、準拠集団と言うのです。
・ベニントン女子大学の調査ニューカム
(1963)のベニントン研究と呼ばれる25年にわたる研究では
アメリカの社会心理学者ニューカムは、アメリカの学生に対し、
大統領選挙にあたり、誰に投票したいかをアンケートをとりました。
すると、学年が上がるにつれて両親とは、異なる候補者に投票することが明らか
になったのです。
これは学年が上がるにつれて
準拠集団が家族から⇒大学コミュニティに移行した結果と言えます。
例えば、プリキュウア変身グッツを「みんなが持っているから」欲しいといった
場合、
その「みんな」は準拠集団ということになります。
それは、家族であったり、地域であったり、幼稚園、学校、町内会など。
個人が意思決定をするときに、その人物の価値観や信念だけでなく、
集団内の価値観や、ライフスタイルについても影響を受けています。
また、その中にはオピニオン・リーダー的な存在があることが多いのです。
こうしたことから準拠集団の存在分析は、マーケティングにおいても
ブランド選択や流行現象などの消費行動を分析する際の、重要な要素となってい
るのです。
注目されている「口コミ」も、その伝達経路は準拠集団内であるのですね。
バズ・マーケティングや、バイラル・マーケティングも準拠集団の特性を活かした
マーケティングであると言えるようです。