先日のプロ・スポーツ選手の話しの中で・・・、
夏場が苦手で、どうしても弱気になってしまう、体も反応してしまうという選手
。
ある映画の、強いタフなキャラクターになりきる(モデリングする)事で、
苦手な夏場に、好成績を残し、見事に優勝したのです。
これは学生児童にも言えることで、
野球部の選手にも、憧れの選手になりっきって、好成績をあげる人っていますね
。
フォームはもちろん、性格までにてくる人もいます。
また女性でも、ファッションや、ライフスタイルを
憧れの芸能人に合わせるのが(モデリング)上手な人がいます。
これは我々も気づいているように、絶大な効果があるのですね。
学ぶは、真似る事からきている
と言われるくらいですから、我々の祖先も行ってきたのでしょう。
1950年代後半、行動主義学習理論(強化)全盛の中で、
モデリングによる学習を提唱した、カナダ人心理学者アルバート・バンデューラ
。
ここでは子供たちを対照に、明らかな強化を与えなくてもモデルの行動を、
そばにいるだけで、子供達が自発的に模倣・真似ることが分かったのです。
これは子供の教育には、環境が大切だということも言えるのです。
竹は群生して育つ・成功者は群れをなして飛ぶと言われます。
スポーツアスリートでも、優秀な選手(チーム)の中に所属している
メリットは、大変大きいのです。
心理学(NLP)モデリングとは、
直接行動することなく他人の行動やその結果を見て、
新しい行動パターンを見につけ、取り入れ、
行動を修正することが出来る原理を使うのです。
メンタルトレーニングでは、性格や体の反応さえも変化させていきます。
臨床現場では、恐怖症の治療やスキル訓練、でも併用して使用されているのです
。
応用では、モデリング対象者の体感覚や、見ているものまで感じることができれ
ば
実在しない人物でさえ、相談相手にすることも可能なのですね。