◆エンジニアとしての成長期

私の独りの時の、最大の楽しみは読書です。
スターバックスやファミレスで、何冊かの本をバックに入れて持ち込み
8時間ぐらい読み続けることもあります。

技術書を何時間読んでも苦にならないので、エンジニアになれたのですが・・・。
今でも書店で気に入った本を見つけると、
20代の頃スリリングなH本を見つけた時のように、ワクワクします><。

また著者と対話させていただいているような、成長している神聖な時間が
僕にとっての最大の癒しの時間でもあるようです。

先日SONYの中鉢社長の言葉の中で、大変共感できるフレーズがありました。
「僕達エンジニアというのは、その時にかけてもらった言葉を
    何年も大事に心にしまっているものです・・・。」

上司や先輩にかけてもらった他愛もない言葉がすごいバネになる、
自分の開発しているテーマに少しでも関心を示してくれると、
飛び上がるほどうれしくなる・・・。

上に立つものの【関心を示す】大切さ、これをお話しになられていた。

私は、硬式野球にスカウトされてこの会社に入ったのですが、
エンジニアへと転身をする時期は、大変につらかったのを思いだします。

スポーツ系、特に野球やソフトボール出でスカウトされ実業団入社してから
私のように研究所や、設計などの技術系業務をしている人は稀です。

通常だいたい配属そのままか・営業・販売系・購買系に進む人が多いのです。
スポーツ選手は、人当たりがいいですから
職場からも重宝がられます。

かりに技術系、設計・開発系に進むには、
多少なりとも独学で、材料力学を学び、三面図の書き方から
今の時代、3D・CATIAなどでの設計を出来なくてはなりません。

●量産現場⇒●機械加工⇒●3D設計⇒●研究開発⇒●機種開発⇒●本社(現在)
すべて20~30代の約20年間で【業務】として経験してきました。

昔ながらの体質の方からみれば、もちろん賛否両論はあります。
ひととこでずーと10年20年、同じ業務を担当する人もます。
実際、これはこれで素晴らしいと思います。

私の場合、自身の環境からくる、苦肉のキャリア戦略で、
その意味では評価他、犠牲にしたのもあるかもしれません。
・・ところが、
設計開発~量産現場まで、失敗・成功を含めて、
各領域を生々しく業務として経験できたことは、今となっては
社内でもユニークなキャリアを持っている、長所だと言われます。

そして、なによりも、いろいろな提案や、プロジェクトの中で、
思い返せば、海外を含めて本当に良い先輩や上司に出会い
学ばせていただきました。

また、オフには実業団スポーツ登録チーム、監督として8年活動
業務のプロジェクト・マネージメントと合わせ、コーチングなどを学んだことで、
本格的にカウンセリングや、各領域心理学、
メンタルトレーニングなどを学ぶきっかけにもなりました。

設計で壁にぶつかった時は、当時の部長から
「スポーツでそこまでのレベルまで登りつめたのでから、
 君なら技術の世界でもリードできるよ・・・一芸は万芸に通づるだナ・・・。」
 と、言っていただき、勇気づけられた事がありました。

それから私は、何か技術の壁にあたった時は、必ず思い出すのです。
当時は、涙が出るほどうれしかった。

3D:CADの機械設計、料力学なども休日に、部屋にこもり勉強。
20代後半では土日、休日の会社に出社して、整備士の資格などもとりました。
マイクロ測定に失敗し、笑われて悔しくて、旋盤を泣きながら廻しつづけた事もあったり
今から思えば本当に懐かしい思い出です。

そして、残業後の夜空の星は、
ドロドロになって白球を追っていた、野球部時代と同じく
そう、癒してくれたものです。
いつまでも成長する喜びを・・・、大切にしたいと思う今日この頃です。



アンディー・ノブ

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