◆ローボールテクニック

湯でカエル理論というのを聞いたことがあります。

熱ーい湯に、カエルをポンっと投げ入れると
びっくりしたカエルは、ピョンと飛び出す。
しかし、
徐々に熱くなるように水を温めていくと
飛び出すのを忘れ、死んでしまうというのです。

まー、本当かどうかは別として・・・
これはある意味、言い得て妙だと思うのです。

人は、速く動くものには警戒をします。
よって、我々の環境も、徐々に変わっていくものには
気づきづらいのです。

これが自分軸を持って、生きる。
朝の独りの時間を大切にする、という事でもあると思うのです。

自分に自信がなくなると、集団の中に入りたくなるものです
群がることで、安心感を得るのですが
これは(将来の不安・問題の)先送りですね。

人の不安感に入っていく商法もあるくらいですから
真剣に自分と向き合う事は、相当の労力を必要とする作業なのです。

先日は、パーシージャクソンとオリンポスの・・・映画をみました。
クリス・コロンバス監督作品
これは、デミゴット(神の子)と言われる仲間達、
オリンポスの最高神、ゼウス神から
かけられた疑いをはらすため、
黄泉の国のハデスに会い、地上に戻るための宝を探す旅路
ラスベガスでゲーム三昧、楽しい接待に会い、目的を忘れかけるのです。

まさしくこの場面では、徐々に茹で上がっていく状態です。
もしこれが、目的・目標(宝を探す)がなければ
そのまま茹で上がって、遊びつづけて
気づいたら死んでいた状態ですね。

この状況は、日常でもあります
●ローボールテクニック
これは人の心理をついた交渉術でもありますが

最初は好条件(甘い誘惑?)を提示するのです。
承諾を得てから、不利な条件を付け加えるというテクニック。

ここでは無料でゲームが楽しめて、女性とも仲良くできる・・・
しかし、通常の何倍も、時間の進みが早い空間。

現実的には、携帯電話、本体は無料だが、
その後の使用量、データー転送時にお金が倍かかるなど。

その他にも
●ドア・イン・ザ・ドア
あらかじめ断られるような、無理難題な頼みごとをして
断られたら、(小さく感じる)本題を頼みこむ・・・このくらいならと。
●フット・イン・ザ・フェイス
大きな案件も、小さく分解、
小さな頼みことから始まり、徐々に大きくしていく。

スマートフォンの契約や、パソコン、保険の契約、
よく理解した上で、判断するのがいいのですね。

 

 

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