◆マキシマイザーとサティスファイザー

じつは、愛車の12ヶ月点検の時期で、
自動車の販売店にいってきました。

いつもここでは、アイスコーヒーを出してくれるのです。
アイスコーヒー大好き人間の私としては
これが楽しみです。

「今日は、アイスクリームもお出しできますが・・・。」
「えー、アイスクリーム!?」

子どもは即答です・・・「いる。いる。」

「種類は選べませんが」

「はーあい、いいです」

その後、満足した口の周りに
白いヒゲが出来るのに、時間はかかりませんでした。

ここで思い出したのが、
数日前に行った、人気アイスクリーム店。

チョコがいい、ストロベリーかな~、
チップが入っているのが、良かったのかな~、なかなか決まりません。
また買ったあとも○○の方が良かったかな~
あげくは、後悔するまでに・・・

この日、販売店の方と雑談をしている中でも
「あーこの内装のつくり、いいね~、」
「でも2色だけなの?」
「あーでも、自動車のオプションも多すぎると選べないしねー」
自分で言っていました。

●心理学用語の中に、マキシマイザーという用語があります。
「人は、選択肢が増えれば増えるほど、より良い選択肢があると考え
 人々の満足度は下がる。」

上記の仮説を、
心理学者のバリーシュワルツ氏がたてているのです。

「どこか絶対に、人生の正解がある。」
「もっと、いい生き方がある。」と常に正解を探し求める。

ある意味、理想主義者的であり、
女性にもこのタイプは多いそうです、
満たされない感に精神を支配されてしまうと大変です。

このマキシマイザー的人間とは、
自分の人生に最高を期待するあまり、そうならない状況に
悲観的なバイアスが働きます。
人は、不幸になってしまうのかもしれないという
恐怖感にとらわられる傾向が、出てくると
悲観的な結論を生みやすいのです。

また、この反対に
○サティスファイサー的とは「満足型人間」のこと。
「人生に正解なんてないよな。」
「食べられただけで、ラッキー」などと相対的に良しとするタイプ

いずれにしても、定期的に自分と向き合う時間をつくって、
例えば「なにが心配?」と、自分の心の声を聞いて
あげるのも、いいかもしれません。

感情は選ぶ事ができると言います。
具体的に行動を変えていく事でも変化するようです。

 

 

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