野球やソフトボールのコーチをしていても、ある選手が
何か一つ技術を得とくし、自信を持つようになると、
例えば投手が、ある変化球が投げれるようになった事で、
認められる、ほめられるなどで、技術的にも全体に
レベルがグッと向上することがあります。
ひとつの事を、ほめられつづけた事がきっかけとなって、
すべてにおいて皮がむける
というか、飛躍する選手がいるものです。
禅でいう・啐啄同時というか、
飛躍するタイミング、要を活かす。
「部分刺激の拡大効果」という心理学用語があります。
自我への一部のほめ言葉を、自我全体に拡大していく
、心理なのです。
選手や人材育成においても、
承認する、ほめるという行為は重要ですね。
メンタルトレーニングにおいては
ほめている自分にも、その効果が備わるとも言われています。
まるでビリヤードのように、つつかれて
まわりに伝染していくのです。
チーム・フローの状態を、必然的につくりだす
きっかけにも出来るのです。