信念は、体験によってつくられると言われます。
体験(認知)は人によって、ばらばらです
厳密には同じ場にいても、目線や聞こえ方、その時の生活状況
いままでの生育環境が違うので、感じ方も
まったく、同じ体験(認知)をする人はいないのです。
信念と聞くと、ビジネスや、スポーツの世界では
美談として語られることが多いようです。
しかし信念(ビリーフ)って、
本人が気づいているか、いないかに関わらず
マイナス的な思い込みの、信念(ビリーフ)もあるのです。
私って、○○となるとダメなのよねー。
僕は秋になると、風邪をひきやすい体質なんです。
●それって本当かな例外は?
【練習はウソをつかない】・・・最近は学生の中でも言われます。
素晴らしい言葉です。しかし
これ練習をやみくもにすれば、勝つという意味ではないのですね。
学生のうちは確かに、絶対的な、量をこなす時期が必要です。
わたしも20代の頃まで、父から
投手は人の3倍の練習が必要と、指導されていたこともあり・・・
チーム全体での(朝練習の前に)、
自主的にランニングなど、朝練習を続けていました。
ただ【仕事でも、そうであるように】
絶対的な量をこなす事で、ある時点で質に転換してくる時期があるのです。
これを自分自身で感じ取ることが大切です。
恐らく語ったアスリートもわかった上での発言ですが
少年野球でも
若い指導者や、一般の父兄にスイッチが入った時、
試合前に通常の倍練習したところで、逆に疲労から実力が出せず負けます。
若い時代は、育成期間だから勝敗より・・・・
とい人もいますが、(これもビリーフです)
アスリートととしてある時期、子供を経験させたいなら
これは残念ながら甘い考えのようです。
勝つ事で自信を持たせなくては、いけない試合もあるのですね。
事実、例外は抜きに小学生・高学年時の経験は、
メンタルトレーニング、選手としてのセルフイメージをつくり上げる
時期に、大きく影響してきます。
また、社会人の親睦系チームであろうと
親睦と、勝敗の成果は、ある程度両立させることも出来るのです。
監督マネージメントの力量でもありますが、
ここは取らなくてはいけない試合では、
体力の山谷を仕掛けた上で、
むしろセラピーなどでリラックスさせてあげて
メンタルトレーニングで自信とコンディションを整える
そして、早めに練習を切り上げるのが、いいのかも知れません。
イチロー選手が言うように、練習は間違った、
錯覚をおこさせる事もあるのです。
スランプに入ると、切なく苦しい脱皮の時期に入りますが
むしろ練習量のみに依存してしまうと、それが原因で、
悪循環になっていく事もあるのです。
たしかにこれらもビジネスやスポーツの中で
経験・体験したからこそリアルに思考できるのですが、
その時、マイナスになっている信念(ビリーフ)に気づく、
目標への時間軸と、過去の体験から、
今、どうゆう信念をもたすか・・・
これはトレーナーの力量なのかもしれません。