身長を伸ばす目的でバスケやバレーボールを選ぶのは間違い!?
昔から俗説として言われているのが、「バスケやバレーボールをすると身長が伸びる」という話。
低身長の子供が中学校に入ったら、「バスケ部に入った」などの話を聞いたことがありませんか。
しかし、これって実は科学的根拠がないですよ。
なぜこのような話に発展したのか詳しくみていきましょう!
バスケやバレーボールで身長が伸びると言われる理由
バスケやバレーボールに共通するのは、「ジャンプするケースがあること」。
なんとなくイメージで、たくさんジャンプしていれば天へ天へと伸びる感じがあるので、
それで身長が伸びると思っている人もいるのかもしれませんね。
実はこの動き、身長との結び付きは一切なく、あくまでも俗説に過ぎません。
ただ、大きくジャンプして筋肉や骨を伸ばす動きが骨端線を刺激している可能性はあります。
骨橋線とは骨の端っこと、骨をつないでいる軟骨部分です。
いわゆるつなぎ目部分に該当し、この部分を刺激することで骨が伸びて、
結果的に身長が伸びるのではないか、という理論になります。
ただ、ジャンプ以外でも筋肉や骨を伸ばす動きはありますよね。
例えば、水泳のクロールも手先を伸ばし、骨橋線を刺激する動きがあります。
しかし、水泳をすると身長が伸びるという俗説は特にありませんから
、あくまでも運動と身長の結びつきはないと考えるのが一般的です。
それにバスケやバレーボールって低身長の人が始めると、
意外とジャンプするポジションをやらされないんですよね・・・。
なので過度な期待は辞めましょう。
スポーツ以外のバランスも大事
運動することで筋肉が発達し、筋や腱を通じて骨に刺激を与えます。
運動をしないよりしたほうが体の各機能を成長させ、身長が伸びる可能性は高まるでしょう。
例えば、野菜なども幹がしっかり太いもののほうが大きく成長しますよね。
それと同じように運動して骨を太くし、骨密度を上げることは身長を伸ばすことに関係しています。
そして、スポーツをするにしても生活習慣次第で身長の伸び率は変わってきます。
身長を伸ばすときは3つのバランスが大切です。
それは食事、運動、睡眠。
食事でタンパク質を摂取することで、筋肉や骨の形成に役立ちます。
そして運動で筋肉を強くし、骨を伸ばすイメージ。
さらには睡眠をとることで成長ホルモンの分泌を促し、体の機能の成長を促すことができます。
食事だけで身長が伸びるわけでもありませんし、運動だけでも伸びるわけではないでしょう。
バランスを意識して生活することが大切です